tennis88’s blog

上海でテニスをしています。

強くなる為には良いコーチが必要

単刀直入に言って、コーチは必要なのでしょうか?コーチなしで強くなることはできるのでしょうか?

おそらく厳しいでしょう。自分をしっかり客観的に正しく分析してくれる人がいないと上達し続けるのは、厳しい。もしくはかなり緩やかでしょう。

それはもちろん初心者でも、中級者、上級者、ジュニア、プロ誰でもです。

考えてみれば、世界のトップレベルの選手でさえコーチがいますよね。

しかも、作戦のコーチ、メンタルのコーチ、フィジカルのコーチ(トレーナー)、栄養士などがセットになっているトップ選手もいますね。錦織なんてまさにそうですよね。

 

トッププロの話は次元が違うものと考え、さておき、それでは他のジュニアから大人までの一般的な場合はどうでしょうか?

大人の場合は初中級くらいまでスクールなどに入って、ある程度全体的にショットが打てるようになったら、友人とコートを自分達で取り、自主練の割合が増えていく人がかなり多いのではないでしょうか?

初心者、中級者、上級者、又はそれ以上などのレベルによって、体の使い方やフットワーク、試合の作戦などはまったく違います。

ジュニアでも、地区レベル、県レベル、地方大会レベル、全国大会レベル、国際大会レベルでは、それぞれがテニスコート上で行っているパフォーマンスは細かく分けると全然違うでしょう。

 

さて、ここで問題なのは、

初心者の時は初心者用の動き方、初心者用の打ち方を教わっています。中級者になれば、中級者用のテニスのテクニックを教わります。それらの打ち方や、テクニック、フットワーク、体の使い方は上級者用のものとは厳密に言えば違うわけです。

そこで教わるのを終わりにして、あとは習ったものを自分で練習してできるようになろうとしても、そもそも中級者用のアドバイスしか受けていないと、それをいくら練習しても上級になるのは難しいです。当たり前ですよね。

 

例を出します。

ほぼ全ての方がテニスを始めたときに「足を止めずに常に動かし続けましょう」と習いませんでしたか?これは体でリズムを取る為、ボールに対して1歩目の動き出しを早くする為、距離感を取りやすくする為などの理由があります。

上級になってそれらのことができるようになったら、別に足を動かし続ける必要はありませんよ。

「足、動かしすぎですよ」とアドバイスをすると高確率で「スクールでそう習った」という返答がきますが、それは初心者用のアドバイスで、つまりその人は練習しなくてはいけない項目がアップデートされていないわけですね。いつまでも初心者用のアドバイスを練習しづつけているわけですから。

 

「足をできるだけ細かく動かせ」これも同じですね。フェデラーや錦織やジョコビッチや上級者の人達がちょこちょこ足を動かしてボールまで移動していますか?

上級者になったら足をできるだけ大きく動かす練習をしなくてはいけません。それを知らずに永遠に細かい足の動きで練習しても上級者になれないわけです。

 

ラケットの動かし方で言ったら、初心者はまずはボールをラケットでとらえる為に後ろから前に押すようなフラットの直線気味のスイングから入りますね。その場合は足はクローズドスタンスが使いやすいですね。中級になるにつれて少しずつトップスピンを覚えていき直線のスイングからワイパースイング気味に変わっていきます。足の形は徐々にオープン気味も使うようになりますね。そして上級者になったらさらにそこに腰の回転や下半身の重さを使った打ち方を覚えていくわけです。それに使うスイングもフットワークもまるっきり違います。それにともない作戦も変わりますね。

 

テニスはこういう風にレベルが変われば、それに合わせて全てが変わってくるので、趣味の中でも強くなり続けたい人はやはりコーチに見てもらうのが一番良いでしょう。目標や反省や具体的な意識のない10回の練習よりも、しっかり練習することを意識して、自分を分析してモチベーションを高めてくれるコーチと練習した方が上手くなるスピードも経済的にもお得でしょう。