試合を見ることがどれだけ大切か
初めに断言しておきますが、
テニスは良いイメージを頭の中に作ることが最も大切です。
テニスが上手くなりたい。苦手を克服したい。その場合はとにかくたくさんテニスの試合を見ることです。雑誌ではなく動画。スローモーションではなく通常の速さ。そしてできれば生の選手を間近で見る。
雑誌のコマ切り連続写真はあくまでもフォームの参考であって、選手がどこで力を入れ始めているとか、どれだけリラックスして打っているからまったくわかりません。
スローモーションも同じく。
動画を見るのが一番簡単な上達する方法です。
そして生で間近で見る。これが一番大切です。
選手がどれだけリラックスしているか、息遣い、フットワークの素早さ(足音など)、ボールの回転量、ボールの角度、体の芯の安定感、打ったボールの音、リストの柔らかさ、ボールがラケットの面に長く乗っていてまるで掴んでいるような安定感、体重移動、選手が打つ時にどこを見ているか、打つ前打った後のほんの半歩のポジション移動などなどなど。
これは間近で見て肌で感じるだけでまったく違います。
論理立ててテニスを上達している人もいますが、論理系の人も感覚系の人も見るだけで確実に上手くなります。
考え過ぎて、練習しすぎてドツボにハマってもっと調子が悪くなるようだったら、いっそ上手い人のプレーを見たほうがよっぽど練習になりますよ。
僕がジュニアの時に有明でプロの試合があった時に見に行くと、全国中のテニスの友達としょっちゅう鉢合わせしたものです。名門のテニスクラブは強くなる子供をほぼ確実に試合に連れて行き見させています。おそらくプロの試合を見ないでプロになった人はほぼ0だと思います。
大人は、
「私なんかのレベルがプロの試合を見ても参考にならないから意味がない」
「そもそも体格が違うから真似をしても意味がない」
と言って見ないし、真似をしない人が本当に多い。
ジュニアは、
「〜〜選手の真似!」といって勝手にどんどん新しいことに挑戦して覚えますし、
身長150cmの小学生が190cmあるプロの真似をして育っていますよ。
「百聞は一見にしかず」とはまさにこのこと。
苦手なショットがあるのなら100人に聞くよりも上手い人も見ることです。
そして難しく考えずなんとなく真似してみること。
テニスはタイミングのスポーツなので、フォームが合っててもタイミングがずれているとボールに力が伝わらないし、ちゃんとした方向に飛ばないし、ミスします。
生で見て「タイミングを掴む」これかなり大切です。
面の向きとタイミングがあってればボールは全て入るので簡単なスポーツですよ。