tennis88’s blog

上海でテニスをしています。

勇気付ける

台湾から帰ってきた後に家族と新潟に船釣りに行きました。初めての経験ばかりでとても記憶に残りました。

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最近読んだ本から印象に残ったものを紹介します。

 

心理学の実験を行いました。ルールは以下
○バラバラの文字を使って言葉をつくる
○文字を3つから6つ使うものまで4種類自由
○子供達には事前に文字が増えれば増えるほど難易度が上がることを認知させる。

そして2つのグループに分けて、
1つのグループには「単なるゲームだから」と伝え、
もう1つのグループには「正答の数で評価する」と伝えました。

 

結果
「単なるゲーム」と伝えられた子供達は、できるだけ難しい課題に挑戦しようという意識が強く、平均して5文字の課題を選択しました。

 

「正答の数で評価する」と伝えられた子供達はは、平均して4文字以下でした。

 

この場合、この結果が指していることは、
「評価される」という心理的負担があるだけで、子供の中で、自分の能力の限界に挑戦しようという気持ちが薄れ、失敗を恐れ、無難なレベルを選んだ。ということです。

 


これをスポーツに当てはめるとどうなりますか?

怒鳴られる、なじられる、時には暴力を振るわれる、罰を与えられるなど、心理的、肉体的に大きな負担が待っているとなれば、どうでしょう?

 

よほど心理的にタフな子供でなければ、指導者(または親)の顔色を伺いながら、初めから無難なプレーを選択して、自分の限界を狭めてしまうことになりませんか?

 

これは、僕は大人も同じだと思いますよ。
サークルでテニスをする方など、自分のテニスの限界に挑戦していますか?
無難なプレーばかりしていませんか?
他の人のミスに文句や愚痴を言って、周りの人の成長を妨げていませんか?

 


子供の場合、幼い心で判断し、決断し、プレーに移したことは、大人の目から見れば未熟で不十分なことばかりです。間違っている場合も多いです。

 

それでも、その子供の判断、決断をまず褒めてあげて「なるほど、君はそう考えたんだね。」と認めることが大事です。

その上で「じゃあこうしたらどうだろう?」とか「君なら、きっともっとできるよ」と、新たにチャレンジする意欲を持続させるような対応をすべきです。

 

「頑張れば、上手くできなくても認めてもらえる」と思うと、自由にプレーして本当にできるようになるものです。