tennis88’s blog

上海でテニスをしています。

根拠なき自信?

よく「自信がない」という言葉を聞きますね。

練習では良いけど、試合では縮こまってしまって普段のプレーができないなど。

そこで自信をどうつけたらいいか?という話はよく出ます。

 

色んな意見が出ると思います。

1、練習をしっかり追い込めば自信がつく

2、試合と同じ気持ちになって練習すれば本番も恐くない

3、試合にたくさん勝つと自信がつく

この3つは比較的たくさん出る常識的な回答ですね。

つまり、自信というものは何らかの裏付けがあって、成功した体験から生まれる。

 

でもですね、これだと、勝つまで一生自信がつかないですよねぇ。

成功してから自信がつくなら、成功する前はどうやって自信のあるプレーをするのでしょうか?

 

これは、脳科学で読んだ本なんですけど、

根拠の無い自信をもってる

って本当に強い味方になるんですよ。

「自分には必ずできる」「自分には自信がある」と信じ切ってしまうと、本当に自信を持っている状態の脳が出来上がってしまうという研究があるんですね。

 

「その自信はどこからくるんだ?」と聞かれても、根拠はない、わからない。

でも最後には何故か勝てるような気がするっていう心理状態がすごく良い状態です。

 

ちなみに、僕も未だにこの感覚を覚えていますよ。

14〜16歳以下までの3年間、いくつかの全国大会で決勝までいっていましたが、

ファーストセットを0−6で落としても、

ダブルフォルトを連発しても、

自分が絶不調で相手がノリノリでも、

何故か最終的には自分が勝っている姿を頭の中でイメージすることがコートに中でできていました。

その根拠はその時も、今もわかりません。

僕の場合は、

「自信があるわけではなく、むしろ自信なんて無いけど負けないような気がする」

っていうより複雑な精神状態だったのを覚えています。

 

 

とは言うものの!!!

そんなこと言われても「はぁ?!」って感じですよね。

簡単な例を出しますね。

 

皆さん、試合中に根拠のない心配ありませんか?

ダブルフォルトしちゃう気がする」

って思った時にダブルフォルトしちゃった経験は誰でもあると思います。

「なんでそう思ったか」説明できますか?

できませんよね?

ただなんとなくミスをしちゃうかも?と思った時のミスは本当に多いんです。

 

僕が今日書いているのはその逆です。

なんとなく入るかも。って思ったら本当に入るもんなんですよ。

 

なんとなくポジティブに。

なんとなくな自信を皆さん持ちましょう。

 

 

※これは過信とは違いますからね!