変える勇気【作戦】
色々な方から、ブログ面白いよ!と励みの言葉を頂いております。ありがとうございます。
とりあえず書こうと思っているアイディアが既に40件くらい頭に浮かんでいるので、気長に読んでくださいね。
質問や意見がある方は、気軽にコメントやWeChatください。
前回は変える勇気の技術的な事について書きました。
今回は戦術的な事について書きます。
ちなみに次回は精神的な事について書きますので、それもお楽しみに。
試合中に、作戦を変えなくてはいけない時が訪れます。
それは勝っている時でも、負けている時でも。
唯一変える必要がない時と言えば、圧倒的に勝っていて何も変えなくても余裕で勝てる時や、負けている時でも今の作戦を続ければ確実に勝てる確信がある時くらいでしょうか。
作戦を変えなくてはいけない時は試合中に何回訪れるでしょうか?
それは1回かもしれないですし、2回かも3回かも、もっとあるかも知れません。
例えば、試合が始まって、
最初の3ゲームを落として0−3になりました。
皆さんならどうしますか?
とりあえず同じプレーを続けてみますか?
それとも作戦を変えてみますか?
私は、0−3になっても何も作戦を変えないことは、悪く言ってしまえば神頼みだと思います。
もしかしたら、そこから相手のミスが増えれば勝てる、、、かもしれない。
もしかしたら、このままなんとなーく流れが変わって勝てる、、、かもしれない。
もしかしたら、自分の調子がどんどん良くなって挽回できる!、、、かもしれない。
ここで何も変えないというのは、安全策でなくリスクであると私は思います。
では、勝っている時に作戦を変えなくてはいけない。
これはどういう時でしょうか?
例えば、シングルスの試合。
自分がミスをしないようにプレーをして、相手のミスが多くて一気に3−0になった。
そこから相手もミスをしないように心がけてきて、ラリーの長い展開になって最終的に1ゲーム落とした。
今、3−1です。
皆さんどうしますか?このままとりあえず続けてみます?まだ勝っていますし。
それとも作戦を少し変えてみますか?
例えば、今まではミスをしないようにただ返すだけだったけど、少し速いボールを混ぜよう。
例えば、相手にミスをさせる為にあえてフォアの打ちやすいところにボールを集めて相手にリスクを取らせよう!
例えば、スライスを混ぜてみよう!など。
「自分のプレーを変えなくてはいけない!」と気付くタイミングは人によって(実力によって)違います。
3−2になってからかもしれない。
3−3になってからかもしれない。
3−5になってからかもしれない。
もしくは試合に負けた後に、「あの時に作戦を変えておけばよかった!」と後悔するかもしれない。
よく試合に負けてから「あの時に、もっとこうしとけば良かった!」と悔しい思いをすることがありますよね。
それを試合中に気付いて、実行できる人が勝つんです。
試合に勝つ為には、常にコートの上で、何が起きているのか、流れがどちらに傾いているのか、今の作戦を続けたほうがいいのか、勝つ為には何を変えたらいいのかを考え続ける必要があります。
そしてそれができる人の事を勝負師と言います。
グランドスラムで5セットを戦う彼等は、1つの試合の中で何十回作戦を変え続けているのでしょうか?
気付く能力がある人は、試合を見ていて、
「お!今、作戦変えたな!」と何回も気付くはずです。
作戦を変える事は勇気がいる事です。
そしてそれはリスクがあるかも知れません。
ただ、何も変えないということにも、実はリスクが潜んでいるということを知っておきましょう。
その知識が作戦を変えることの後押しをしてくれる良いですね。