テニスとはどういうスポーツか?
テニスとはどういうスポーツか?
いきなりですが、こんな簡単であり深いことを考えたことはありますか?
おそらくこの回答によって、それぞれの方のテニスに対する考え方が見えてくると思います。
テニスは、子供でもできます。男性でも女性でも、80歳になってもできます。
そこに性別や年齢、国籍の壁はありません。
野球やサッカーなどは自分のチームと相手のチーム合わせて20人、そして審判などが必要になりますが、テニスは二人揃えばできます。
生涯を通じて、自分のや相手のレベルに関係なく続けられる数少ないスポーツです。
テニスには全ての人にそれぞれの個性があります。
そしてそれは人から強制されるべきものではありません。
みんながみんな同じことをする必要はありません。
攻めるのが好き、守るのが好き。速いボールが好き、遅いボールが好き、素直なボールを打つ人、ひねくれたボールを打つ人。
トップスピン、フラット、スライス。厚いグリップ、薄いグリップ。
自分のプレーをする人、相手の嫌なとこを狙う人。
右利き、左利き、両手打ち、片手打ち、ストローカー、ボレーヤー。
シングルスプレーヤー、ダブルスプレーヤー。
選手を目指す人、週末テニスプレーヤー、趣味、ダイエットの為にやる人。
それぞれ自分にあった練習や自分にあった作戦が必要です。
テニスには勝ち負けがあります。
勝ち方には100通りあり、負け方にも100通りあります。
どんなに格好良いプレーをしても負けは負けです。
1球もエースを決めずに全て相手がミスをしても勝ちは勝ちです。
格好良くプレーする為にテニスをしている人もいれば、
勝つ為にプレーしている人もいます。
そこにはフィギュアスケートのようにプレーの美しさを採点をする人はいません。
テニスで勝つ為には、時には美しさだけではなく、泥臭さも必要です。
私が何を言いたいかというと、全員がテニスに対する考え方が違うんです。
違くていいんです。問題ないんです。
私はジュニア時代から色々な選手や親やコーチを見てきました。
才能がありながら、親やコーチのプレッシャーで潰れる人。
本人は特にテニスが好きではないのに親にやらされている人。
自分の考えを聞かない選手を怒鳴り散らすコーチ。
楽しくプレーできればそれで良い人。
ズルをしてでも勝とうとする人。(これはもちろん良くありませんよ。)
テニスから一度離れて、カムバックをした人。
もし、これからテニスがもっと上手くなりたい、もっと強くなりたいという方、
逆にテニスがつまらなくなってしまった、試合に出るのが怖いという方など、
もう一回自分の中のテニスに対する考え方を見つめ直すと、
これからの上達に繋がっていくと思いますよ。
自分が何の為にテニスをしているのか、
自分は本当はどんなプレーがしたいのか。
これからの長いテニス人生、楽しみましょう。