tennis88’s blog

上海でテニスをしています。

テニスとはどういうスポーツか?

テニスとはどういうスポーツか?

いきなりですが、こんな簡単であり深いことを考えたことはありますか?

おそらくこの回答によって、それぞれの方のテニスに対する考え方が見えてくると思います。

 

 

テニスは、子供でもできます。男性でも女性でも、80歳になってもできます。

そこに性別や年齢、国籍の壁はありません。

野球やサッカーなどは自分のチームと相手のチーム合わせて20人、そして審判などが必要になりますが、テニスは二人揃えばできます。

生涯を通じて、自分のや相手のレベルに関係なく続けられる数少ないスポーツです。

 

 

テニスには全ての人にそれぞれの個性があります。

そしてそれは人から強制されるべきものではありません。

みんながみんな同じことをする必要はありません。

攻めるのが好き、守るのが好き。速いボールが好き、遅いボールが好き、素直なボールを打つ人、ひねくれたボールを打つ人。

トップスピン、フラット、スライス。厚いグリップ、薄いグリップ。

自分のプレーをする人、相手の嫌なとこを狙う人。

右利き、左利き、両手打ち、片手打ち、ストローカー、ボレーヤー。

シングルスプレーヤー、ダブルスプレーヤー。

選手を目指す人、週末テニスプレーヤー、趣味、ダイエットの為にやる人。

個人戦団体戦、などなどなど、千差万別です。

それぞれ自分にあった練習や自分にあった作戦が必要です。

 

 

テニスには勝ち負けがあります。

勝ち方には100通りあり、負け方にも100通りあります。

どんなに格好良いプレーをしても負けは負けです。

1球もエースを決めずに全て相手がミスをしても勝ちは勝ちです。

格好良くプレーする為にテニスをしている人もいれば、

勝つ為にプレーしている人もいます。

そこにはフィギュアスケートのようにプレーの美しさを採点をする人はいません。

テニスで勝つ為には、時には美しさだけではなく、泥臭さも必要です。

 

 

私が何を言いたいかというと、全員がテニスに対する考え方が違うんです。

違くていいんです。問題ないんです。

私はジュニア時代から色々な選手や親やコーチを見てきました。

才能がありながら、親やコーチのプレッシャーで潰れる人。

本人は特にテニスが好きではないのに親にやらされている人。

自分の考えを聞かない選手を怒鳴り散らすコーチ。

楽しくプレーできればそれで良い人。

ズルをしてでも勝とうとする人。(これはもちろん良くありませんよ。)

テニスから一度離れて、カムバックをした人。

 

もし、これからテニスがもっと上手くなりたい、もっと強くなりたいという方、

逆にテニスがつまらなくなってしまった、試合に出るのが怖いという方など、

もう一回自分の中のテニスに対する考え方を見つめ直すと、

これからの上達に繋がっていくと思いますよ。

自分が何の為にテニスをしているのか、

自分は本当はどんなプレーがしたいのか。

 

これからの長いテニス人生、楽しみましょう。