tennis88’s blog

上海でテニスをしています。

弱い人と練習をしても強くならない?

これ、よく聞く言い訳なんですけどね。

そんなことないですよ。

自分の上達が遅いのを人のせいにしてるだけですよ。

もちろん自分より強い人とたくさん練習する機会があると、それは上達に繋がることはありますが、

練習での自分の意識が間違っている人は、どんなに強い人と練習しても強くはなりません。

 

私はとても小さいテニスクラブで育ちました。

ひび割れて穴が空いているハードコートで育ちました。

中学三年生で全国大会で単複優勝した後も小学生の子と練習したりしてました。

一発強く打ったものなら、相手からボールが返ってこないような子ともたくさん練習していました。

 

では、どのようにしてその環境下で自分の上達に繋げたか?

 

相手のボールがどこに飛んでこようが必ず返す。

それはサイドアウトでも、ロングアウトでも、隣のコートに飛んでいっても、

フレームショットで浅く弾んでも必ず返す。

それも全て相手が返しやすいところに返しやすいスピードで。

自分は1球もミスをしない。

これは、自分のフットワークに練習になりますよね。

どこでも必ず追いつくようになれる。

相手の打つ瞬間の体の向きや、ラケットの向き、打点、立ち位置、グリップなどから次のボールがどこに来るのかを予測して、早めに動く。

とても良い練習になります。

相手の打ちやすいところに全てコントロールできるというのは、逆に言うと、相手の打ちにくいところにもコントロールできるようになっているということです。

 

 

自分に条件をつけて試合する。

例えば、自分はフォアハンドしか打ってはいけない。バックを打ったら負け。

例えば、全てセカンドサーブのみ。

例えば、全てスライスで戦う。

例えば、全てのゲーム0-40から試合する。0-5から試合する。

例えば、自分のコートだけダブルスコート、相手はシングルスコートのみ。

例えば、相手は二人、自分は一人で試合する。

例えば、相手は半分のコートのみ、自分は全面。

例えば、自分はボレーが禁止。

例えば、自分はエースを取るのが禁止。全て相手の取れるところに打って、相手にミスをさせて勝つ。

などなどなどなど。

いくらでも自分で自分に厳しい条件をつけて練習や試合をすることはできます。

そしてそれは全て自分の上達に繋がります

上に書いたことは全て私がジュニア時代に行った練習方法です。

 

 

相手の実力に文句をつけても何も変わりません。自分の実力に目を向けましょう。

あなたのフォア、バック、ボレー、スマッシュ、サーブは、自分がコートのどこに立っていようが、そこから相手のコートのどこにでも、フラット、トップスピン、スライスで様々のスピードで打ち分けることができますか?

まずは、自分の技術に目を向けて、全ての事ができるようになりましょう。

使えるショットが増えれば増えるほど、もっとテニスは楽しくなりますよ。

 

 

みなさんは自分が強くなる為に、いったいどんな課題を自分に課していますか?

自分が強くなる環境をどのように自分で自分に用意していますか?

同じ練習時間、限られた時間、より中身の濃い時間を自分で作りましょう。