tennis88’s blog

上海でテニスをしています。

調子が良いと負ける?

僕が高校生くらいの時に、全国大会でもベスト4に入るくらいの誰もが知っているシコラーがいました。

(※シコラーとは一般的に言うと、ひたすらボールを繋いで相手のミスを待つ人)

彼が言っていた面白い言葉があるので、それをシェアしますね。

 

「俺、調子が良いと負けるんだよなぁ。」

 

みなさん、この意味がわかりますか?

調子が良いと負ける?

一体どういうことでしょうか。

 

 

 

答えを発表します。

 

彼は本当に繋ぐのが上手い選手でした。

ただただボールを繋ぐだけでなく、相手の打ちづらいところにミスをせずに何百球でも打ち続けることができる選手でした。

ただ、調子が良い日、つまり自分のボールの伸びが良い日は、相手にカウンターのエースをたくさん取られてしまうということです。

調子が良くて気持ちよくエースが打ててしまう為に、普段の繋ぐバランスより、攻めるバランスが増えてしまう。

それによって相手はカウンターを狙うチャンスが増えてしまう。

ということです。

 

 

みなさん、ここから何が学べると思いますか?

調子が良い日の方が負けやすいなんて面白い話ですね。

 

相手はどんなボールを打たれるのが嫌なのか、

どんなボールを打たれるのを好んでいるのか、

そこまで考えて勝つことができると、

また一歩前進です。